デマンドコントローラーが推進される理由

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■電力需要の差をなくすことが日本社会の課題のひとつ

電力会社が取り組んでいる課題のひとつに、電力需要の負荷平準化があります。

これは、時間帯や季節によって生まれる電気使用量の差をできるだけ小さくしようという方針です。電気は貯めておくことができないため、かならずピーク時に合わせた供給量が必要となります。そのため、ピークとボトムとの差が開けば、コストも多く掛かります。

これは、もちろん電気代の上昇にもつながってしまいます。

 

■高圧電力ではピーク時が高いほど基本料金が高くなる

工場などの電力を大量に消費する施設では、高圧電力を使用しているところが多いと思います。このとき、電気の基本料金を決めるもととなるのが最大デマンド値です。最大デマンド値というのは、30分ごとに計測された電力量のうち、月間でもっとも大きくなった値のことです。

基本料金は、過去1年間の最大デマンド値によって決まるため、ほんの一瞬上昇しただけでも、それが1年間続くことになってしまうのです。

このような方式を導入しているのも、電力需要の負荷を平準化するためです。20年以上前からこのデマンド値を抑えるため、電力会社もデマンドコントローラーの導入を推奨しています。

また、2016年4月には、電気料金の適正化を目的に、電力小売りが完全自由化されました。これに伴い、より柔軟な料金メニューの実現と同時に、省エネによる低炭素社会を実現していくため、電力量計を電子化したスマートメーターの導入が、国によって進められています。

 

■エアコンの自動停止で電圧を最適にコントロール

そんななか、注目されているのがネオコーポレーションの提供する「エア・コンディショナー・マネージメント・デバイス(ACMD)」です。

ネオコーポレーションは、1999年に大阪市淀川区に創業された、電力コスト削減のサービスを専門にあつかう会社で、確かな技術力を持ったスタッフによって、全国でサービスを展開しています。

ACMDは「デマンド監視システム」と「デマンドコントローラー」による高圧電力の基本料金を大幅に下げるためのシステムです。デマンド監視システムは、つねに電力量計をチェックしながら、30分間のデマンド値を10秒ごとに予測します。この予測デマンド値が、設定した目標デマンド値をオーバーしそうになると、デマンドコントローラーによって、エアコンのコンプレッサーが自動停止されます。

エアコンは一時的に稼働を止めても問題はありません。しばらくは、それまでに温度調節された空気が室内機で送風されるので、快適に過ごすことができます。その後、目標デマンド値を超えない予測デマンド値が出ると、ふたたび運転が始まります。停止と再開については、エアコンごとに優先順位を設定しておくこともできます。この仕組みによって、電圧は一定に保たれるようになります。

つまり、最大デマンド値による基本料金の上昇を防ぐことができるわけですね。

 

■ACMDの導入によって、どれくらいのコスト削減効果があるのか

大規模な工場を必要とする製造業では、業務用エアコンの台数もかなり多くなります。しかし、その一方で、必要以上に室内を冷やしすぎているケースもあります。

ACMDをスーパーに導入した例を見てみましょう。スーパーは、売り場はもちろん、作業場にもエアコンが必要な業種です。多くの業務用エアコンが作動しているので、大型店はもちろん、中小規模の店舗でも十分に効果を発揮することができます。基本料金を34万3,258円から30万9,707円まで減らすことができたケースがあり、1ヶ月あたり3万3,551円のコスト削減になっています。

ほかにも、老人ホームやゴルフ場、ボーリング場、ホームセンターや運送業などでも、大幅なコストカットを実現しています。

ネオコーポレーションのデマンドコントローラーについて知っておくべきこと

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平日の昼間の稼働が多い工場などの事業者で電力を使用するときに勧められる契約方法に高圧電力があります。
その契約容量は、実際の最大需要電力に基づいて算出されます。
契約期間1年間で意思表示がない場合は継続されることになっています。
つまりたくさんの電力が必要になった年があったら、その後は高い契約内容で最低でも1年間は支払い続ける必要があります。
もし契約電力の容量の限度を注意して管理していれば超えることがなかったとしても、超えてしまった実績があれば高い方の契約料金を1年間支払わなければならなくなります。だからと言って常に設備全体の電力を監視しているのは大変です。
そんなときに有効なのがデマンドコントローラーです。
デマンドコントローラーは名前の通り、需要を管理することができるシステムです。
使用される電力の量は常に変化しています。
その変化量を一定時間計測して、これから使用される予測値を演算します。
その演算結果と目標デマンド値を比較して、目標デマンド値を超えないように監視するのがデマンド監視システムです。
ネオコーポレーションでは、デマンド監視システムを利用したデマンドコントローラーとしてACMDを提供しています。
ACMDはエアーコンディショナーマネージメントデバイスの略称です。
デマンド監視システムにより目標デマンド値を超えるような予測値を感知したときには、接続しているエアコンの室外機を停止することで目標デマンド値の範囲内に抑えるように制御します。
ACMDを導入することで高圧電力の契約を低い方にできるため、基本料金を削減することができます。
導入するだけで目標デマンド値へ監視、制御が可能となるため、効果をすぐに実感することがでます。
ACMDの特長である空調自動制御機は、予測値が目標デマンド値を超えそうなときにエアコンの室外機を止めるシステムです。
室外機を一時的に停止しても室内機は稼働しているため、しばらくは室温が上昇することはありません。そのため作業環境を不快にすることはありません。
室外機の稼働も管理しているため、停止後しばらく再稼働しないように、また再稼働後しばらく止まらないように制御するための電流センサーによって負荷をかけすぎないように保護することができます。
導入にあたっては、電力量の実績やエアコンの稼働状況のヒアリング、現場での調査を行って最適なプランを提案してくれます。

高圧電力の基本料金について

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電力にはいろいろな種類がありますが、一般家庭で利用している電力のほかに低圧電力や高圧電力などがあります。低圧と高圧の違いは契約電力が50kW、未満が低圧で50kW以上が高圧電力となります。高圧電力の対象になっているのは工場や病院、大きなスーパーなど電気使用量が多い施設です。因みに、低圧電力の対象になっているのは数人規模で設備を使用している小規模の事業所など電力使用量が少ない施設です。

高圧電力はキュービクルという変圧設備を設置する必要があります。キュービクルによって6600Vで引き込んだ電力会社の電力を単相100V、単相200V、三相200Vといった、敷地内の各設備に応じた電圧に変えなければ使えないからです。ですので高圧の場合はこのキュービクルといった高圧受電設備を購入し設置する必要があります。ですから、低圧よりも固定費に差が生じることになります。

高圧電力は、低圧電力と同様に、使用料金が割安になるメリットを受けることができます。
一方、基本料金についても低圧電力と同様に割高になっています。

高圧電力の基本料金は、各電力会社で30分ごとの使用電力量を測定し、測定月を含め、過去1年間で最も多かった場合は、その使用電力量を基に基本料金を決定する仕組みです。この30分ごとの使用電力量をデマンド値と呼びます。
ややこしいですが、デマンド値が過去1年間で最も多かった場合は、今後1年間は、最も多いデマンド値を基にした基本料金未満の金額にならないということです。
なお、この基本料金の契約を、実量契約方式と呼びます。

デマンド値は、30分ごとの測定結果のため、普段の使用量が少なくても、思わぬタイミングでデマンド値を超えてしまい、基本料金が高くなってしまうケースがあります。

そのため、高圧契約をしている事業所では、デマンド値を監視し超えそうになったら通知する機能、もしくは設備を自動で制御して使用電力量を抑制する仕組みが必要となります。

デマンドコントローラーとは

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デマンドコントローラーは、高圧電力を契約している事業所の最大電力使用量を監視する仕組みのことを指します。30分ごとに計測した最大電力使用量のことをデマンド値と呼びます。高圧電力では、このデマンド値によって基本料金が算出されます。

デマンドコントローラーがデマンド値を制御する方法はいくつかあり、自動的に制御するパターンと、アラームの通知をつけたユーザーが自分で制御を行うパターンがあります。制御することによって最大デマンド値の抑制を図ったり、契約している電力を抑えることが可能です。

最大デマンド値が増えると契約している電力も大きくなり基本料金が高くなります。最大デマンド値を抑制することによって基本料金を低減することに繋がります。

デマンドコントローラーは電気の使用量を監視したり、デマンド値を管理したり記録しますが、システム制御には自動タイプと手動タイプのものがあります。

自動制御タイプは電気機器を自動的に制御することができるシステムで、あらかじめ決められた目標値の範囲内で、電気機器に優先順位を付けその順位に従って、電気機器を自動的に制御するものです。例えば、自動制御タイプのデマンドコントローラーを導入している事業所で、目標デマンド値を超えそうになると、空調といった電力を多く消費する設備から制御を行い、デマンド値を抑制します。手動制御タイプはあらかじめ決められた目標値を超えそうになると、アラームで知らせた後に、ユーザーの手によって制御を行います。

各メーカーによってデマンドコントローラーはさまざまな種類があり、デマンドデータの確認を表示盤だけでなく、パソコンなどで閲覧できたり、メールでデマンド値のレポートが送られてきたり等、いくつか付加価値が付いているデマンドコントローラーもがあります。デマンドコントローラーを選ぶ場合は、空調などの設備を自動制御するかしないか、デマンド値をどこまで抑えるか等の目標値をあらかじめ決めておくと良いでしょう。また、デマンドコントローラーの導入により電気の見える化も進めることができるため、電力を使った日と設備の稼動状態を見ることで、電気の使用の無駄を発見することができたり、効率的に省エネを行うことでコストを低減することが可能です。

一般的に電気量の使用状況は電力会社の明細によって確認することになりますが、電気の見える化によってスタッフなど関係者に対して省エネを意識付けすることができるでしょう。パソコンで簡単に閲覧できたり、スマートフォンにメールで知らせることができるシステムもありますが、過度に制御してしまうと、企業の場合はスタッフや施設を利用する人がストレスを感じてしまったり、業務の効率を低下させてしまう可能もあるので注意が必要です。また、様々なこのようなオプションが付いているデマンドコントローラーは、その分価格も高くなってしまうため、導入前に本当に必要な機能が考える必要があります。悩んだ場合は、デマンド値の監視といった、本来の機能だけ備えているシンプルなデマンドコントローラーを導入することをお勧めいたします。