ネオコーポレーションのデマンドコントローラーについて知っておくべきこと

標準

平日の昼間の稼働が多い工場などの事業者で電力を使用するときに勧められる契約方法に高圧電力があります。
その契約容量は実際の最大需要電力に基づいて算出されます。
契約期間は1年間で意思表示がない場合は継続されることになっています。
つまりたくさんの電力が必要になった年があったらその後は高い契約内容で最低でも1年間は支払い続ける必要があります。
もし契約電力の容量の限度で注意して管理していれば超えることがなかった場合があったとしても、超えてしまった実績があれば高い方の契約料金を1年間続けなければならなくなります。だからと言って常に設備全体の電力を監視しているのは大変です。
そんなときに有効なのがデマンドコントローラーです。

デマンドコントローラーは名前の通り需要を管理することができるシステムです。
使用される電力は常に変化しています。
その変化量を一定時間計測してこれから使用される予測値を演算します。
その演算結果と目標デマンド値を比較して、目標デマンド値を超えないように監視するのがデマンド監視システムです。
ネオコーポレーションでは、デマンド監視システムを利用したデマンドコントローラーとしてACMDを提供しています。

ACMDはエアコンディショナーマネージメントデバイスの略称です。
デマンド監視システムにより目標デマンド値を超えるような予測値を感知したときには、接続しているエアコンディショナーの室外機を停止することで目標デマンド値の範囲内に抑えるように制御します。
ACMDを導入することで高圧電力の契約を低いままにできるため、基本料金を削減することができます。
導入するだけですぐに目標デマンド値へ監視、制御が可能となるため効果をすぐに実感することがでます。
ACMDの特徴である空調自動制御機は予測値が目標デマンド値を超えそうなときにエアコンディショナーの室外機を止めるシステムです。
室外機を一時的に停止しても室内機は稼働しているため、しばらくは室温が上昇することはありません。だから作業環境を不快にするすることはありません。
室外機の稼働も管理しているため、停止後しばらく再稼働しないように、また再稼働後しばらく止まらないように制御するための電流センサーによって負荷をかけすぎないように保護することができます。

導入にあたっては、電力量の実績やエアコンの稼働状況のヒアリング、現場での調査を行なって最適なプランを提案してくれます。

高圧電力の基本料金について

標準

電力にはいろいろな種類がありますが、一般家庭で利用している電力のほかに低圧電力や高圧電力などがあります。低圧と高圧の違いは契約電力が50kW、未満が低圧で50kW以上が高圧電力となります。高圧電力の対象になっているのは工場や病院、大きなスーパーなど電気使用量が多い施設です。因みに、低圧電力の対象になっているのは数人規模で設備を使用している小規模の事業所など電力使用量が少ない施設です。

高圧電力はキュービクルという変圧設備を設置する必要があります。キュービクルによって6600Vで引き込んだ電力会社の電力を単相100V、単相200V、三相200Vといった、敷地内の各設備に応じた電圧に変えなければ使えないからです。ですので高圧の場合はこのキュービクルといった高圧受電設備を購入し設置する必要があります。ですから、低圧よりも固定費に差が生じることになります。

高圧電力は、低圧電力と同様に、使用料金が割安になるメリットを受けることができます。
一方、基本料金についても低圧電力と同様に割高になっています。

高圧電力の基本料金は、各電力会社で30分ごとの使用電力量を測定し、測定月を含め、過去1年間で最も多かった場合は、その使用電力量を基に基本料金を決定する仕組みです。この30分ごとの使用電力量をデマンド値と呼びます。
ややこしいですが、デマンド値が過去1年間で最も多かった場合は、今後1年間は、最も多いデマンド値を基にした基本料金未満の金額にならないということです。
なお、この基本料金の契約を、実量契約方式と呼びます。

デマンド値は、30分ごとの測定結果のため、普段の使用量が少なくても、思わぬタイミングでデマンド値を超えてしまい、基本料金が高くなってしまうケースがあります。

そのため、高圧契約をしている事業所では、デマンド値を監視し超えそうになったら通知する機能、もしくは設備を自動で制御して使用電力量を抑制する仕組みが必要となります。

デマンドコントローラーとは

標準

デマンドコントローラーは、高圧電力を契約している事業所の最大電力使用量を監視する仕組みのことを指します。30分ごとに計測した最大電力使用量のことをデマンド値と呼びます。高圧電力では、このデマンド値によって基本料金が算出されます。

デマンドコントローラーがデマンド値を制御する方法はいくつかあり、自動的に制御するパターンと、アラームの通知をつけたユーザーが自分で制御を行うパターンがあります。制御することによって最大デマンド値の抑制を図ったり、契約している電力を抑えることが可能です。

最大デマンド値が増えると契約している電力も大きくなり基本料金が高くなります。最大デマンド値を抑制することによって基本料金を低減することに繋がります。

デマンドコントローラーは電気の使用量を監視したり、デマンド値を管理したり記録しますが、システム制御には自動タイプと手動タイプのものがあります。

自動制御タイプは電気機器を自動的に制御することができるシステムで、あらかじめ決められた目標値の範囲内で、電気機器に優先順位を付けその順位に従って、電気機器を自動的に制御するものです。例えば、自動制御タイプのデマンドコントローラーを導入している事業所で、目標デマンド値を超えそうになると、空調といった電力を多く消費する設備から制御を行い、デマンド値を抑制します。手動制御タイプはあらかじめ決められた目標値を超えそうになると、アラームで知らせた後に、ユーザーの手によって制御を行います。

各メーカーによってデマンドコントローラーはさまざまな種類があり、デマンドデータの確認を表示盤だけでなく、パソコンなどで閲覧できたり、メールでデマンド値のレポートが送られてきたり等、いくつか付加価値が付いているデマンドコントローラーもがあります。デマンドコントローラーを選ぶ場合は、空調などの設備を自動制御するかしないか、デマンド値をどこまで抑えるか等の目標値をあらかじめ決めておくと良いでしょう。また、デマンドコントローラーの導入により電気の見える化も進めることができるため、電力を使った日と設備の稼動状態を見ることで、電気の使用の無駄を発見することができたり、効率的に省エネを行うことでコストを低減することが可能です。

一般的に電気量の使用状況は電力会社の明細によって確認することになりますが、電気の見える化によってスタッフなど関係者に対して省エネを意識付けすることができるでしょう。パソコンで簡単に閲覧できたり、スマートフォンにメールで知らせることができるシステムもありますが、過度に制御してしまうと、企業の場合はスタッフや施設を利用する人がストレスを感じてしまったり、業務の効率を低下させてしまう可能もあるので注意が必要です。また、様々なこのようなオプションが付いているデマンドコントローラーは、その分価格も高くなってしまうため、導入前に本当に必要な機能が考える必要があります。悩んだ場合は、デマンド値の監視といった、本来の機能だけ備えているシンプルなデマンドコントローラーを導入することをお勧めいたします。