家庭用雑貨やDIY商品なら何でも揃う「ホームセンター」。最近ではプロ向けの店舗や、大規模店舗も増えています。

その数はここ数年では全国で右肩上がりとなっており、2021年に入って全国に約5,500店舗が存在していることが分かっています。

ホームセンターの特徴と言えば、店舗の広さ。

とても大きな店舗に、数多くの商品が揃えられていますが、超大型店になると東京ドーム3つ~5つ分ほどの面積があるホームセンターもあるようです。

しかも、1フロアで営業している店舗が多くなっています。

そのため、店舗の経営者からすれば電気コストが高額になってしまうという悩みがあるようです。

ここではホームセンターでの電気コストの状況についてお伝えし、ネオコーポレーションのデマンドコントローラー「ACMD」を導入し、電力コストを下げることができた事例についてご紹介していきましょう。

ホームセンターで電力コストが高くなる原因は?

● エアコン
● 照明
● その他の電気設備

ホームセンターではお客様が快適に買い物ができるように、さまざまな電気設備が設置されています。

消費電力の中で割合の高いものが、エアコンと照明機器になります。この2つの電気設備はホームセンターにとって欠かすことはできません。

特に消費電力が高く、電力コストの悩みを生じさせるものはエアコンとなっています。

しかも、店舗は大きな資材などを運ばなければならないために、自動ドアの電源を切って、常に開放しているような店舗も少なくありません。

そのため、どうしてもエアコンはフル稼働状態になっていますので、どうしても電力コストが高くなってしまいがちなのです。

中には業務用クーラーを間引いて運転している店舗もありますが、店内の温度管理が重要になりますので、それではそれほど大きな省エネ効果は得られません。

DIYコーナーだけではなく、食料品など温度管理が重要な店舗もありますので、空調をむやみに管理することが難しい場合も多くなっています。

そのため、ホームセンターでは、エアコンを止めずに消費電力を下げる工夫が求められると言えるでしょう。

ホームセンターの電力消費量の特徴

ホームセンターはほとんどの店舗が1フロアの大型店舗で、どの季節でも店舗での温度管理が必要になりますので、エアコンによる消費電力が高くなる傾向があります。

とあるホームセンターの月ごとの最大デマンドを調べてみました。

8月:366kw
7月:348kw
9月:332kw
12月:322kw
1月:305kw

消費電力の高い月から並べてみると、夏と冬に高くなる傾向があることが分かります。

最大デマンドの低い月では、

4月:206kw
5月:211kw
3月:219kw
10月:264kw
6月:276kw

もっとも最大デマンドの高い8月(366kw)と低い4月(206kw)を比較すると、160kwといったかなり大きな差が生じていることが分かります。

そのようなことからしても、エアコンが大きな影響を与えていると理解することができるでしょう。

上記でもお伝えした通り、ホームセンターは店舗が大きいために、間引き運転などで解決できる問題ではないので、エアコンをつけながらでも電力コストを考えていかねばならないのです。

ホームセンターの電力コスト削減の可能性

上記において、消費電力の高い月と低い月を比較してみましたが、これはホームセンターでの電力会社との契約が「高圧電力」の基本料金に設定されているからです。

高圧電力の基本料金とは、過去1年間の最大デマンド(ピークの消費電力)によって算出される料金設定のことを指しています。

例えば、上記でご紹介したホームセンターであれば、8月の最大デマンドである366kwをもとにして、基本料金が設定されることになります。

ただ、設定された後に、4月のように消費電力が低い月があっても、8月の最大デマンドをもとにした料金設定になりますので、基本料金は割高となってしまうのです。

このホームセンターでは、今後も春や秋の消費電力は夏・冬と比較すると低くなることが予想できますので、どうしても無駄な費用を費やしていると言えるのです。

ただ、夏場や冬場に温度設定で管理しようとすると、どうしても店内の環境が悪化してしまうことがありますので、手動で管理することは難しいでしょう。

そこで、多くのホームセンターが省エネのために導入しているのが「デマンドコントローラー」です。

デマンドコントローラーを設置することによって、電力コストを大幅にカットすることに成功しているホームセンターが増えているのです。

ホームセンターの電力コストはデマンドコントローラーの設置でどうなった?

上記でご紹介したホームセンターは、ネオコーポレーションのデマンドコントローラー「ACMD」を設置することになりました。

設置することによって、基本料金は以下のようになったのです。

設置前の基本料金:月539,261円
導入後の基本料金:月444,964円

なんと、毎月94,297円も削減することができ、年間では約113万円もの電力コストの削減に成功したのです。

基本料金がデマンドコントローラーの設置によって安くなる理由

デマンドコントローラーは電力会社でも導入が推奨されていて、導入することによって消費電力の目標値を設定することができ、その目標値に応じた基本料金に改められます。

しかも、導入翌月から基本料金に反映されますので、コスト削減がとても見えやすい特徴があります。

ネオコーポレーションのデマンドコントローラー「ACMD」は、優れた電子機器によって電気消費量を常に監視することができます。

消費電力が高くなるような場合においては、必要に応じてエアコンの室外機を自動制御させる仕組みになっているのです。

エアコンの室外機を止めてしまうと、ホームセンターの環境が悪化してしまうように感じますが、上記でもお伝えした通り、ホームセンターではエアコンの温度管理ではなく、使い続ける中で電力コストの削減を考えていく必要があります。

デマンドコントローラー「ACMD」では、室外機を制御させても室内機は稼働させ続けており、作られた快適な空気を常に吐き出しています。

そのため、すぐに環境悪化するようなことはなく、また制御するのはせいぜい10分程度ですので、誰にも気付かれずに消費電力を抑えることができるのです。

デマンドコントローラー「ACMD」は、導入コストがゼロ円となっていますので、導入時の負担がありません。

電力コストにお悩みのホームセンターであれば、ぜひ導入を検討していただきたいと思います。

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