スーパーで購入して食卓で当たり前のように食べている魚介類。

それらはすべて漁師さんたちが行う漁によって得られたものが私たちの手に届いているのです。

漁師さんたちは漁業組合(全国漁業協同組合連合会)に加盟して、定められている水産資源の管理規定などに従って漁を行っています。

漁の内容によっては暗い間から行われることが多く、漁業組合で行われている競(せり)はかなり朝早くから行われています。

冬場はかなり冷え込んでおり、エアコンによる電力コストに悩んでいる漁業組合も多いのです。

そのため、電力コスト削減のためにデマンドコントローラーを導入し、導入効果を実感している漁業組合が増えています。

ここでは漁協組合での電気コストの状況についてお伝えし、ネオコーポレーションのデマンドコントローラー「ACMD」を導入し、電力コストを下げることができた事例についてご紹介していきましょう。

漁協組合で電力コストが高くなる原因とその特徴

電力コストに悩まれている漁業組合が多いですが、なぜ電力コストが高くなってしまうのか、実際の漁業組合の電力コストを例にして原因や特徴についてお伝えしていきましょう。

漁協組合で電力コストが高くなる原因

漁業組合には事務所が設置されており、エアコンや照明、その他の電気設備が設置されています。

漁師さんの業務は暗い間から行われることが多く、朝早くから競(せり)が行われて、出荷されていくことになります。

そのようなことから、冬場の朝早い時間であればかなり厳しい寒さになっているために、エアコンをフル稼働させていることが多くなっています。

もちろん照明機器やその他の設備においても電力消費するものにはたくさんありますが、電力コストの中で特にエアコンの割合が高いと考えられます。

事務所の多くには業務用エアコンが設置されていますが、冬場の朝の底冷えの中では節約意識を持って温度管理などできない状況にあります。

そのため、漁協組合の電力コストは、なかなか悩ましい問題でもあるのです。

漁協組合の電力消費量の特徴

漁協組合は、上記でもお伝えした通り、消費電力の中で割合が高いものはエアコンです。

その理由として、とある漁協組合の月ごとの消費電力の最大デマンドを調べてみると次のようになっています。

12月:229kw
10月:223kw
1月:222kw
2月:222kw
3月:222kw

消費電力の高い月を調べてみると、おおむね冬場に高い傾向にあることが分かります。

最大デマンドの低い月では、

4月:174kw
11月:188kw
9月:193kw
7月:197kw

このように高い月と低い月を比べてみると、暖かい時期には消費電力が低くなる傾向にあることがお分かりになるでしょう。

もっとも最大デマンドの高い12月(229kw)と低い4月(174kw)を比較すると、55kwといった大きな差が生じています。

そのようなことからしても、エアコンの消費電力をうまく工夫すれば、電力コストを下げることができるのは一目瞭然です。

ただ、上記でもお伝えした通り、漁協組合では冬場にエアコンの温度管理をするなど、なかなか難しい状況もあるのではないでしょうか。

漁協組合の電力コスト削減の可能性

デマンドコントローラーを設置することによって、電力コストを大幅にカットすることに成功している漁協組合が増えています。

実際、上記でご紹介した漁業組合では、デマンドコントローラーの導入後に、年間約38万円の電力コスト削減に成功しています。

漁業組合では、電力会社とどのような契約が行われているのかご存知でしょうか。

「高圧電力」と呼ばれる基本料金に設定されており、その契約に基づいて基本料金が徴収されることになります。

高圧電力の基本料金の特徴として、過去1年間の最大デマンド(ピークの消費電力)によって算出されます。

つまり、上記の漁業組合であれば、12月の最大デマンド229kwを活用して基本料金が算出されています。

ただここで問題となるのが4月のように最大デマンドが低い月であっても、12月の最大デマンドによって定められた基本料金による料金設定になりますので、どうしても割高となってしまうということです。

そこで、多くの漁協組合が省エネのために導入しているのが「デマンドコントローラー」です。

電力契約を見直すことができ、高性能な電子機器によって電力消費を監視することが可能なのです。

漁協組合の電力コストはデマンドコントローラーの設置でどうなった?

上記でご紹介した漁協組合は、ネオコーポレーションのデマンドコントローラー「ACMD」を設置し、このようにコスト削減に成功しています。

設置前の基本料金:月295,512円
導入後の基本料金:月263,251円

ACMDを導入するだけで、毎月32,261円も削減することができ、年間では約38万円もの電力コストの削減に成功したのです。

基本料金がデマンドコントローラーの設置によって安くなる理由

デマンドコントローラーは電力会社でも省エネ効果が高いとして導入を推奨されている機器です。

導入後には消費電力の目標値を設定することができ、その目標値に応じた基本料金に改められるために、電力会社にとっては省エネ効果、導入の事業者にとってはコスト削減が可能となります。

しかも、導入翌月から基本料金に反映されますので、すぐに基本料金が安くなるのです。

さらにデマンドコントローラー「ACMD」は、導入コストがゼロ円となっていますので、導入時の負担がないことも導入が進んでいる一つの要因でしょう。

ネオコーポレーションのデマンドコントローラー「ACMD」は、高性能な電子機器によって電力消費を常に監視しています。

消費電力が高くなるような状況では、一時的にエアコンの室外機を自動制御させ、目標としている電力を超えないようにしているのです。

エアコンの室外機を止めてしまうと漁協組合の環境が悪化してしまうように感じますが、室内機は稼働させ続けており、作られた快適な空気を常に吐き出しています。

そのため、すぐに環境悪化するようなことはなく、また制御するのはせいぜい数分から10分程度、月に数回程度ですので、それほど大きな変化は起きないのです。

電力コストにお悩みの漁協組合であれば、ぜひ導入を検討していただきたいと思います。

低圧電力限定!会社の電力料金削減はこちら

電気を使っている人全てが対象!会社・ご家庭の電気代削減はこちら