使用電力の最大値を抑制することによって電気代の基本料金を抑えられるシステム「デマンドコントローラー」。
電気代の節約に効果があるとして、数年前から注目されています。

「デマンドコントローラー」をご存知の方は、「デマンド監視装置」という製品も耳にしたことがあるでしょう。名前が似ているので、このふたつの製品を混同されている方もいるかもしれませんね。

今回は、デマンドコントローラーとデマンド監視装置の違いや、それぞれのメリットなどについて解説します。ぜひ参考にしてください。

デマンドコントローラーとデマンド監視装置について

「デマンドコントローラー」は、使用電力の最大値(デマンド)を設定しておき、そのデマンドを超えそうになった時に自動的に使用電力を抑えるシステムのことです。

それに対して、あらかじめ設定したデマンド値を超えそうになった時にアラートを出し、人の手で電力を制御する仕組みを「デマンド監視装置」と言います。
それぞれの特徴について紹介します。

デマンドコントローラーのメリットについて

自動で電力を抑制してくれるデマンドコントローラーでは、人の手が必要ないので手間が省け人的なミスも防げます。
高い利便性が特徴ですが、導入費用が高くなってしまう傾向にあります。

デマンド監視装置のメリットについて

それに対して、デマンド監視装置はあくまで電力を可視化したり、アラートを出すための装置なので、電気代を下げようと思う、人の手で電力をコントロールする必要があります。その分デマンドコントローラーよりも導入コストが安く済むというメリットがありますが、時間と手間を考えると難しいところです。

結局、どちらを選べばいいの?

どちらにもメリットやデメリットがあります。

全ての施設にこれがいいということではなく、利用目的に合わせて選ぶのが賢明です。
また、「デマンドコントローラー」と「デマンド監視装置」がひとつになった製品も販売されています。例えば、ネオ・コーポレーションが販売している「ACMD」という製品は、上記ふたつの機能を併せ持っています。
また、「デマンドコントローラー」は初期費用が高くなってしまうとご説明しましたが、ネオ・コーポレーションのACMDは削減できた費用の中から使用料金が支払われるため、導入のハードルはかなり下がります。

まとめ

いかがでしたか?今回は、デマンドコントローラーとデマンド監視装置の違いや、簡単なメリットについてご紹介しました。
それらを理解して利用シーンに合わせて最適なものを選びましょう。

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