高齢化が進んでいる中で、高齢者福祉は充実しており特に老人ホームなど、老人福祉施設は全国に約7000か所あると言われています。
老人福祉施設とは自宅で生活が不自由になった高齢の方が、介護スタッフの手を借りながら生活する場所です。
快適に生活ができるのはもちろんのこと、環境に対する配慮も十分なされています。
特に空調においては暑い日においても寒い日においても一定の温度で管理されており、生活されているご高齢者が体調を崩すことがないように調整されています。
この一方で施設運営をされる方としては、どうしても電気コストに悩まされるところ。
空調を止めるわけにはいかないため、消費電力のコストダウンが難しいとされてきました。
そんな老人福祉施設からご依頼を受け、ネオ・コーポレーションのデマンドコントローラーを導入させていただいております。
ここではネオ・コーポレーションのデマンドコントローラー「ACMD」を導入された、老人福祉施設の導入事例をご紹介して、導入するメリットについてもお伝えしたいと思います。
「ACMD」の導入事例~製造業の電力コストはどうなった?
ネオ・コーポレーションがご提案しているデマンドコントローラー「ACMD」は、導入するだけで電気料金の基本料を下げる効果が期待できます。
月々の電気代に悩む施設においては、コスト削減を実感することができるので、ご注目頂けるシステムだといえます。
特に中規模から大規模の老人福祉施設においては、施設内の生活環境を維持するために夏場・冬場にかけてかなりエアコンを稼働させていると伺っております。
では老人福祉施設に「ACMD」を導入することによって、電気代がどれくらい削減できたのかご紹介しましょう。
老人福祉施設の最大デマンド値(最大電気消費量)の特徴
老人福祉施設ではご高齢者の体調管理のために、施設内の生活スペースにおいては環境を維持しておかねばなりません。
そのため春や秋など空調の必要でない時期を除いて、多くの時期に空調を活用しなければならない施設が多いのです。
特に暑さが厳しい8月や9月、寒さが厳しくなる1月から3月には最大デマンドになります。
その前後一ヶ月間にも空調が必要になる場合は多いため、一年のうち多くの時期がエアコンによる電気消費量が高くなる傾向にあります。
ご相談頂いた老人福祉施設の法人様においても、最大デマンドは9月で、3月あたりにもデマンド値が高くなる傾向にありました。
特に建物内の気温が高くなる、昼過ぎから夕方にかけて最大デマンドになりやすいことが分かりました。
空調の必要のない時期と比べると、220kwの差が出ており、やはり空調の影響が大きいことが分かります。
老人福祉施設の電力コスト削減の可能性
老人福祉施設の場合、電力コストを削減したいと考えていても、やみくもに空調を消すわけにいかず、生活環境の維持は絶対といえるでしょう。
そのため生活環境は快適のまま維持し、電力消費量を下げることが電力コスト削減の条件となります。
ネオ・コーポレーションでご提供しているデマンドコントローラー「ACMD」を導入した場合、電力消費量が設定以上になる場合に一時的に室外機を停めることがありますが、室内機を止めず快適な空気は送風し続けることができます。
そのため生活環境は快適のまま電力コストを削減することがで可能です。
最大デマンドを下げることができれば、電力会社との契約において基本料金を下げることができるので、電力コストの削減が可能になります。
夏場や冬場などに突出して電力消費量が高くなる傾向にあるのであれば、うまく電力消費量を抑えることができます。
これにより、基本料金を下げることが可能なのです。
老人福祉施設の電力コストの削減に成功!
今回の事例でご紹介した老人福祉施設の法人様は、結果的に年間138万円の電気代削減に成功いたしました。
しかも入居されているご高齢者の生活スペースの環境を維持し、介護スタッフ様からもご満足いただいております。
老人福祉施設様の最大デマンド値は、9月の490kwでしたが、法人様と相談し415kwに目標を設定しています。
デマンドコントローラー「ACMD」によって、目標デマンドを超えそうなときには、エアコンを月に数回、最大約10分程度、「温風」「冷風」を送風にしています。
最大デマンドを超えそうな時に一時的に送風に切り替えてはいますが、元々室外機によって作られた快適な空気を送り出していますので、環境を維持することができます。
そのため入居されているご高齢者や介護スタッフのみなさまが快適に過ごすことができ、電気料金を大幅に削減することができたのです。
デマンドコントローラー「ACMD」はなぜ電力コストを削減できるの?
ネオ・コーポレーションがご提案しているデマンドコントローラー「ACMD」は、自社で開発した高性能なデマンドコントロールシステムです。
目標とした最大デマンド値をもとに電力会社との契約内容を見直し、翌月から基本料金を削減することができます。
またその最大デマンド値を超えないように、「ACMD」に設置されているICによって電力を常に監視し、必要な時に自動制御できるようになっています。
最大デマンド値を超えてしまうような時には、自動的に室外機を一時的にストップさせています。
生活環境が悪化しないように、その間もエアコン自体は送風を続けており、元々室外機によって作られていた快適な空気を引き続き送風させていきます。そのため室外機を止めている間に生活環境が悪化しないようになっているのです。
他社のデマンドコントローラーの場合、導入にかかる初期費用によって電力コスト削減を実感できないということがあります。
しかしネオ・コーポレーションのデマンドコントローラー「ACMD」では、導入にかかる初期費用は必要ありません。
削減された電力代の一部から費用を徴収していますので、法人様に負担がかからないどころか、電気代削減の実感がわきやすいのです。