広大な景色でゴルフを楽しむ…。そんなゴルフ場でも電力消費量は高く、電力コストに悩む経営者は少なくありません。

ゴルフ場では、グリーンを健全に育成させるために常に散水が必要になり、また移動にはバッテリーカートを使用します。

大規模な照明も必要になりますし、クラブハウスであればエアコンをはじめとして、さまざまな電気設備があるでしょう。

そのような状況のために年中、電力消費が多い状況であることが分かります。

しかし、そのような中で、デマンドコントローラーを設置したゴルフ場が、電力コスト削減に成功していることをご存じでしょうか。

今回はそんな電力コストに悩むゴルフ場での現状と共に、デマンドコントローラーを設置して本当に電力コストが削減できるのかご紹介します。

ゴルフ場で電力コストが高くなる原因は?対策は?

● エアコン
● 散水設備
● 照明
● 厨房
● その他の電気設備

冒頭にもお伝えした通り、ゴルフ場ではさまざまな電気設備が設置されており、年間を通して電力コストは高くなりがちです。

ただその中でも、暑い夏場においては散水する量が増えますし、クラブハウスでの業務用エアコンの稼働が多くなります。

そのため、夏に電力量が一番多くなる傾向にあります。

『ゴルフ場』の電力消費量の特徴

ゴルフ場の立地条件にもよりますが、電力消費量の傾向を調べてみると、夏場が高くなることが分かります。

電力消費量に対する設備の割合を調べてみると、次のような状況になっています。

● エアコン:50%
● 散水設備:10%
● 照明:15%
● 厨房:10%
● その他の電気設備:15%

さまざまな電気設備の中でも、エアコンに比率が特に突出していることが分かります。

そのような状況を考えても、夏場に電力消費が高くなることは想像できるのではないでしょうか。

とあるゴルフ場の月ごとの最大デマンドを調べてみると、

8月:252kw
2月:223kw
1月:219kw
7月:214kw

電力消費の高い月の順番に並べてみると一目瞭然で、暑い夏、寒い冬に突出しています。

反対に低い月を調べてみましょう。

5月:122kw
11月:149kw
6月:150kw
4月:161kw

心地のよい春や秋の消費量が低くなっていることが分かります。

このようなことからしても、エアコンに対する対策を講じることによって、電力コストを削減させることができることは理解できるでしょう。

『ゴルフ場』の電力コスト削減の可能性

一般的にゴルフ場では、電力会社との契約を「高圧電力の基本料金」に設定されています。

「高圧電力」とは、過去1年間の最大デマンド(ピークの消費電力)によって算定するシステムで、それを基にして基本料金が徴収されています。

上記でご説明したゴルフ場では、「8月:252kw」が最大デマンドであり、この数値を基にして基本料金が定められているのです。

つまり、そのほかの月もこの基本料金が採用されているために、どうしても割高な料金を支払い続けなければならないことになります。

仮にエアコンの温度設定に努めたり、使っていないスイッチを切ったりするなどの節約の取り組みは、なかなか反映されないシステムになっているのです。

ただ、このような状況でもデマンドコントローラーを設置することによって、大幅にカットすることに成功しています。

デマンドコントローラーとはどのような仕組みになっているのでしょうか。

デマンドコントローラーとは

デマンドコントローラーとは、電力消費の状況を常に監視し、必要な場面でエアコンを自動制御させることができる高性能な電子機器です。

設置することによって最大電力量の目標を設定し、その電力量を超えないように電子機器によって電気消費量を監視するのです。

もし、夏場の暑い日などに消費量が目標値を超えてしまうようなことがあると、一時的にエアコンの室外機を自動的に制御させることができるのです。

エアコンの室外機を止めてしまうと、クラブハウスの環境が悪化してしまうように感じますが、室内機は稼働していますので、作られた快適な空気を吐き出すことが可能です。

また制御している時間は数分から10分程度ですので、誰も気付かないことがほとんどなのです。

しかも、デマンドコントローラーを導入すると、電気契約の見直しが行われ、目標値を基準に算定されるようになり、すぐに基本料金を下げることができるのです。

導入の翌月から基本料金を削減させることができますから、効果を大きく実感することができるのです。

デマンドコントローラー「ACMD」がおすすめ!

今回、事例としてご紹介したゴルフ場では、ネオコーポレーションのデマンドコントローラー「ACMD」を設置し、年間約69万円の削減に繋がっています。

導入するだけで、ゴルフ場の職員は特に何もすることはありませんが、それでもこれだけの効果があるのです。

しかも、ネオコーポレーションの「ACMD」であれば、導入に対する初期費用がゼロ円となっています。

削減された電気代の一部から費用を徴収しているので、お客様は負担せずに導入することができるのです。

電力コストにお悩みであれば、ぜひ導入を検討していただきたいと思います。

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