山陽電子工業のデマンドコントローラーは、ESSOR(エソール)という名で販売されており、空調機に特化したデマンドコントロールシステムとして有名です。

電気料金の増減は使用量のみにかかっていると誤解しがちですが、実際には基本料金の増加によって大幅な料金アップに繋がるという現実があり、ESSORにはその基本料金を引き上げさせないための工夫が詰め込まれています。

電気の基本料金は最大デマンド値によって決定される仕組みになっています。最大デマンド値は30分間の使用量に応じて導き出される数値であり、受電量が500kW未満の場合、一年間の間で最も高いデマンド値(最大デマンド値)が基本料金として計上されるため、如何にしてデマンド値を高めずに空調をコントロールするかという点が電気代を削減するための最重要項目です。

ESSORはデマンド値が上がりやすい夏期及び冬季にも、その他の時期と同等程度のデマンド値に抑えることを可能にするデマンドコントローラーです。

ESSORを導入することによって既存のままの空調機を自動的に制御することが可能になり、最大デマンド値を低くし、基本料金の引き下げを実現させています。

しかも制御を行う範囲は空調設備の中の圧縮機だけに限られ、送風機はこれまでと同様に制限することなく稼働します。

自動のコントロール下に置かれるため急激な冷暖房の稼働は制限されますが、室内の温度変化を最小限に止められるため、作業員やお客様を不快にさせることがなく、作業効率の低下も招きません。

ESSORにおいて特徴的なポイントとなっているのは、モニタリングやデータ管理を簡単に行えるという点です。

ESSORには帳票機能が搭載されており、空調機の使用時間から削減の効果、そして節電の肝となる使用電気量やデマンド値の推移を日報から月報、そして年報といった単位で確認できるため、省エネが可視化されます。

請求書が届いてからでないと電気代の実態が掴めないとなると不安を招いてしまいますが、ESSORでは逐一節電の進み具合をチェックできますから、当事者意識をより高く持ち、節電を実感することができます。

もちろん、使用の電力量はリアルタイムでモニターを通じて監視することが可能ですから、どのようなタイミングでどういった電力の使われ方をしているのかが一目瞭然で、節電をより深く進めるための手掛かりにすることもでき、将来的に見ても会社の成長を支える大きな存在となることは間違いありません。

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